どうも、カッパです。
ブログ論とかって、かなり参考になる記事がそこら中にあったりするので、これからブログやる人、今やってるけどなんとなく停滞してるなぁって人は必読だと思います。たとえばこれとか。
それはともかく、自分でもなにかいい情報を提供できないかな〜って考えた時、執筆時のフレームワークがある! ってことを思い出しました。
フレームワークといってもそんな大げさなものじゃなくて、今回説明するのは用字・用語の統一というやつです。文章を書くときにある種の縛りを用意して、それに沿って作業するというやつですね。
ブログ執筆時、用字・用語の統一ルールを適用し執筆時のムダな悩みをなくしちゃおう!
ぼくのキャリアのスタートって雑誌の編集者だったんですよ。そして編集者のお仕事といえば
- 誌面の企画
- 進行管理(ディレクション)
- 記事の編集
- ときどき記事の執筆
みたいな感じです。
その中で「記事の編集」というのが結構なウェイトを占めるわけですが、ここに各出版社独自の「用字・用語の統一ルール」というものが存在します。
ライターさんが書いた原稿というものは、編集者がゴリゴリ直したり直させたりします。それはもう原型をとどめないほどにってこともしばしば。最初はすごく抵抗あったなあ...。
ちなみに名のある作家からもらった原稿なんかは、字数の調節やあきらかに間違った日本語やヤバイ表現がないかのチェックほとんど手をつけないで入稿します。
原稿を直す時は、基本的に用字・用語の統一ルールに沿って直します。それにより、雑誌全体に統一感が出て読みやすさの向上につながるという仕組みになっているわけです。
もちろん、個人ブログの良いところは「自由であること」が重要な要素の一つであるのは間違いありません。だから、ルールなんていらねえ! という思いも痛いほどよく分かります。
でも「毎日更新!」とか「とりあえず100記事!」とか、そういう高い目標をかかげた時なんかは、執筆の助けになるフレームワークがあった方がやりやすいよね、と思うわけです。
用字・用語が統一されていると、それだけで執筆時に迷うことがかなり減ります。
フレームワークを設けたことによる自由は多少失われるかもしれませんが、快適な執筆環境は必ず手に入ります。
kappasta.の用字・用語統一ルールを大公開!
ということで、今回は、カッパが使っている「用字・用語の統一ルール」を大公開します! なんてサービスを押し付けているように見えますが、なんのことはない、自分の頭の中にはなんとなくある用字・用語の統一ルールを、一度書き出してみようというだけです。自分用です。
でも、誰かの役に立てたらいいなと思います。興味のある方は以下をご覧ください。
「です / ます」「だ / である」の統一
これは有名です。すでに守っている人も多いでしょう。中には雑誌全体で決めているところもありますが、個人ブログの場合は記事ごとでいいと思います。
漢字書きとひらがな書きの使い分け
例として
- 殆んど → ほとんど
- 全て → すべて
- 例えば → たとえば
- 但し → ただし
- 更に → さらに
- 〜〜の様に → 〜〜のように
ひらがなを意識して多めに使うと、記事は格段に読みやすく(←ここも!)なります。中には「ひらがなが多いとバカっぽくて読めん!」という人もいるんですけどね...。
タイプしているとわりと多めに漢字に変換されて出てくるので、
「ん、まてよ...」
と、少しだけ止まって考えてみるといいかもしれません。そのうち慣れます。
疑問符(クエスチョン)・感嘆符(エクスクラメーション)の使い方。記号編
kappasta.では、一つだけの疑問符・感嘆符は全角を使います。
- 眠いの?
- はらへった!
疑問符・感嘆符が2つ以上続く場合は、半角を使います
- お前がやったのか!?
- マジではらへった!!!!
疑問符・感嘆符のあと、さらに文章が続く場合は半角スペースで区切りを入れます。
また、感嘆符と疑問符の両方がある場合、感嘆符を先にもってきます。
「覚悟」とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開く事だッ!
とう具合に、全角と半角の記号を使い分けています。
3点リーダーの使い方
kappasta.では「...」。つまりピリオド3で3点リーダーとしています。沈黙を表したり、ためを作ったりとか、汎用性は高いですね。
人によっては
- 中黒3 →「・・・」
- 読点3 →「、、、」
- 句読点3 →「。。。」
だったりもしますね。全角記号3並びって、個人的にはあまりいい見た目じゃないな〜ということでピリオド3にしています。
ちなみに3点リーダーは一つの文字として存在します。
… ← コレ!
本当はこれを使うべきなのですが、出しにくいので使いません。ちなみに雑誌や本では3点リーダー2つ並び「……」が正しいとされています。
繰り返しの漢字
繰り返しの言葉も決まりを作っています。例えば
- 次々と → つぎつぎと
- 様々な → さまざまな
- 色々 → いろいろ
- 一つ一つ → 一つひとつ
最後の「一つひとつ」が特殊な感じですね。「一つ一つ」だと「つーつー」に空目したりもするんで、繰り返さないようにしています。
数字の書き方
数字を扱う場合、基本は3桁区切りで「,(カンマ)」を入れてます。
タイムセールで1,980円だった〜
そしてここが今日のポイントなんですが、4桁以上は、「万」をつけます。
な、なにィ〜? 新しいiPad Airが5万4,800円からだって〜!?
この「万」をつけるというのはあまり馴染みがないかもしれませんが、たとえば
- 128,500円
- 12万8,500円
二つの同じ額の数字を並べて、下の方がパッと見「12万」というのがすぐ分かりますよね? なにしろ「12万」て書いてあるんですから。
ブログの記事ってどうしても比較モノ、それも数字の比較が多かったりします。そんなとき、こういう数字の書かれ方がされていたら、読みやすいですよね?
用字・用語統一のまとめ
全部ではありませんが、重要な部分は公開できたと思います。
漢字のひらきにしろ数字の書き方にしろいろいろルールはありますが、どれも利用者がいかに読みやすいか? ということを考えて作ってあるものです。
用字・用語の統一を意識して、読みやすい文章を心がけましょう。